新渡戸稲造『修養』を緩く読む

新渡戸稲造『修養』(たちばな出版)を見ながら、およそ1日1ページを目標に緩い言葉づかいにするブログ。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

27〜29 実践道徳に必要なのは、日頃からの行い

実践道徳に必要なのは、日頃からの行い 僕には こういう学問上の根本思想に立ち入る力はないし、 少し立ち入れたとしても、 そういうのはわざと避けようと思う。 避けたからといって実践上、差し支えないと思う。 僕が思うに、 道徳的、倫理的思想は、純粋な…

26 修養についての誤解

修養についての誤解 短い言い方をすれば、 修養とは身を修めて心を養うということだろう。 身と心の健全な発達を目指すのが、目的だ。 近頃は修養という言葉が広く使われている。 でも、修養する目的物の内容については、 僕のいうところと全く違った考えを …

23〜25 全体について 修養とは何を意味するか

全体について修養とは何を意味するか 修養とは、読んだそのまま、「修め養う」と書いてあるから、これだけですでに意味なんて分かると思う人もいるでしょう。 だけど、そうだとしたら「納める」とは何を修めるのか?「養う」とは何を養うのだろう。目的語に…

もくじ

もくじ初めに-3 凡例(ただしこのブログでは省きます)-22 全体について-23修養とは何を意味するか/修養についての誤解/実践道徳に必要なのは、日頃からの行い/修養のある人とない人との違い/日露戦争に倒れた2人の武士の話/非凡なことは、平凡なこ…

3〜6 はじめに

新渡戸稲造 『修養』 3 はじめに 僕は昔こういう話を聞いたことがある。 昔、何とかっていう(仮に A 先生とします。)物知りの儒学者がいた。すごく沢山の本を読んで、知らないことは何もなかった。だけど、読んで分かったことを活用することができなかっ…

このブログの中身

修養 (タチバナ教養文庫) 作者: 新渡戸稲造 出版社/メーカー: たちばな出版 発売日: 2002/07 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 11回 この商品を含むブログ (12件) を見る このブログは、たちばな出版からの新渡戸稲造『修養』を読んだブログ主が、その内…